

DESCRIPTION
作品説明
『ブルーライン ―水面にゆれる恋心―』 夏の空、まぶしい陽射しの下で始まった水泳の授業。 泳ぎが苦手な男子生徒は、ペア練習の時間にふたりの女子生徒と組むことになる。 ひとりは幼なじみで、明るくて面倒見のいいタイプ。 「ほら、また沈んでる〜。ほら、ちゃんと支えてあげるから!」 笑いながらも近づいてくる彼女の手の温もりに、気づかれないように心がざわつく。 もうひとりは転校してきたばかりの静かな美少女。 「…泳ぎ方、少し違うよ。こっち」 淡々とした口調のなかに、ときおり優しさがにじむ。水中でふいに触れる手と視線に、言葉にならない想いが混ざっていく。 二人のあいだで揺れる彼の心。 どちらも特別で、でもその‘特別’の意味がわからない。 水面に映る自分の顔が、いつもより赤く見えるのは、太陽のせいか、それとも…。 泳ぎを教わるふりをして、すこしずつ近づく心と心。 夏の水中で芽生える、幼さと大人のはざまのような、繊細で曖昧な三角関係。 誰にも言えないこの想いは、いつか水のように、静かにあふれ出すのだろうか――。
SAMPLE
サンプル画像









